失敗しないバス選び!~シート情報を把握しよう~

高速バスを検討するときに、誰もが比較するのは、価格と発着・到着地でしょう。

でもそれだけで決めてしまうのは、あまりにももったいない!

なぜかというと、最近の高速バスには様々なシートタイプがあり、少々高くても、他の交通機関と比べるとリーズナブルで、かつ快適な移動が実現できるからです。

主なシートタイプを一覧するとこのようなラインナップになります。

主要路線で用意されているシートの種類

  1. 4列シート(標準タイプ)
  2. 4列ゆったりシート
  3. 3列シート(2列+1列)
  4. 3列シート(独立)
  5. 2列ゆったりシート

1.4列シート(標準タイプ)

高速バスをイメージするときに、最も頭に浮かぶシートだと思います。
遠足や修学旅行で乗られた経験があると思いますが、
足元は狭いです。そのため、長距離にはある意味価格的な割り切りが必要です。
もちろん、メリットは格安という部分にあります。最近は女性専用ゾーンを設ける会社が増えており、特に女性の他人との距離感への意識をできるだけ快適にしようと工夫されています。
bus1

<おすすめしたい人>
とにかく安く移動したい人
どこであっても眠りにつける人<メリットとデメリット>
メリット:とにかく安い便がGETできる。
デメリット:疲労・隣の乗客との距離感

2. 4列ゆったりシート

このタイプは、4列で比較的安めで、少し快適性を持たせたタイプになります。
左右の幅は4列の標準タイプとほぼ変わりませんが、前後のピッチが変わります。
シートの列数を減少させているため、かなり足を延ばすことができます
最近はフットレストやレッグレストがついているものもあったりするので、比較的楽です。
bus2

<おすすめしたい人>
高速バスを使うので、できるだけ安く移動したい人
4列の標準シートはちょっと・・・と考えている人<メリットとデメリット>
メリット:比較的安い便がGETできる。
メリット:足を延ばして楽な体制をとりやすい。
デメリット:横の乗客との距離感。

3. 3列シート(2列+1列)

3列シートの中でも、2列+1列のタイプです。
一気にゆったりなシートになります。
4列ゆったりよりも左右の距離は広がるだけでなく、さらに前後のピッチが伸びることで、就寝時にはリビングのソファーで寝ているような気分になります。
このタイプは2列と1列から選べるので、1人だけでなく、カップルでゆったりと移動したい人には適しているかもしれません。
bus3

<おすすめしたい人>
バスであっても快適に移動したい人。
カップルで利用するが、4列シートは嫌だという人。
プライバシー性を重視したい人<メリットとデメリット>
メリット:前後左右ともに快適!
デメリット:価格が4列シートと比べて結構上がる。

4. 3列シート(独立)

もちろん、4列シートとは雲泥の差になり、各シートが独立しているので肘置きも自由に使用できますし、足が延ばせるだけでなく、リクライニングも気にせず使うことができます。
時期や予約のタイミングによっては、3列独立でも安く購入できるチャンスがあります。
また、カーテンがついているタイプであれば、プライバシーも守られ、ストレスを感じることはほぼ無いと思います。
bus4

<おすすめしたい人>
移動の快適性を重視したい人。
移動中はできるだけ寝たい人。
移動の快適性がありつつ、新幹線よりは安く移動したい人。<メリットとデメリット>
メリット:前後左右ともに快適!プライバシー性は高い。
デメリット:高速バスとしては高めの価格設定。

5. 2列シート

ここまで行くと、新幹線のグリーン席とは比べ物にならないくらい快適な移動が体験できます。電動リクライニングがついていたり、肉厚のクッションが装備されていたりと、まるでリムジンで移動しているような気分です。
高速バスの中ではかなり高めの価格設定なので、価格というよりは、時間的な都合でバスを利用する人にはお勧めです。

bus5

<おすすめしたい人>
移動の快適性を重視したい人。
高速バスを快適な移動手段として考えている人。
新幹線より少し安いだけでもメリットがあると考える人。<メリットとデメリット>
メリット:新幹線のグリーンにはかなわない快適性
デメリット:新幹線と近い価格設定(東京~大阪間)

どうでしたか?様々なシートタイプがあることを知っていただければ幸いです。
単純に安い移動手段としてではなく、一度利用されてみて、あなたにベストなコストパフォーマンスとなる選択を見つけていただければ嬉しいです!

個人的には、高速バスにはある程度のお得感は欲しくて、寝たいという願望も持っているので、価格設定が全体的に安いときは3列独立
繁忙期で全体的に価格が高めの時は、4列ゆったりという選択をしています。